2013年4月アーカイブ

PT1の購入で用途もなく宙ぶらりんになっていたDY-UD200。
先月ハードオフのジャンク箱から発掘して2台になったDY-UD200。

せめて寝床マシンのチューナーとして使えないかな?と思い、2台ともバラしてみました。
するとびっくり。ハードオフで買ってきた方は新型で、基板が変わっています。

CIMG0010.JPG右が新型。左がコンデンサを追加しまくった旧型


主要なパーツは同じですが、特に大きく変わったのはUSBコントローラーの形状変更電源周り
USBコントローラーは小型のBGAからフラットパッケージになっています。
電源はいくつかあった3.3Vレギュレータが1つにまとめられました。
ひときわ目立つ470uFのコンデンサーは3.3Vの平滑用。
USB側(5V)の平滑は相変わらずチップコンデンサのみ。


そして、旧型では最後のフロンティア(?)であったC86も新型ではパターンごとなくなっています。
もはやどこを改造したらよいのか、パターンが大幅に変更されています。
テスターで一生懸命追った所、FS1の先にコンデンサを付けると良さそう。

CIMG0011.JPGテスターであたったらやはりPN2031に向かってる太いパターンが電源だった。


というわけで、PN2031の近くにOS-CONを付けてみました。
若干改善したかな・・・? くらい。
その後もLNAの電源やバイアスやらにも平滑コンデンサを付けてみましたが、依然旧型の信号レベルには追いつきません。
アンテナ端子からLNAまでの回路が整理され、かなり回路が追いやすくはなりましたが。

ダメモトでアンテナ端子から直列に入ってるコンデンサをショートさせてやろうとおもい、コンデンサを外したとたん、TVtestに画面が現れました。

20dB!???

いままで12dB程度でまったく画面の来なかった新型が、突然受信し出しました。
しかも8dBくらい上昇して。旧型の受信感度を超えました。

CIMG0013.JPG

それならということで旧型もコンデンサを抜いてみました。

CIMG0012b.JPG

するとこちらも5dBは上昇し、フジテレビが22dB位出ています。
もはやDY-UD200で受信しているとは思えません。

しかしさすがに空気コンデンサ状態ではLNAへの入力としても小さすぎだろうと思うので、変わりに抵抗を付けてみました。100kΩと1MΩを試しましたが、うちでは1MΩの方がよさそう。なお、あまり小さい抵抗をつけるとアンテナ電源(普通は15V)が逆流してきてタイヘンな事になります。

で、結果フジテレビが24dB台まで上昇!!
UD200では無理だったテレ玉の受信も旧型の方だけ可能となりました。
新型も抵抗を付けましたがフジテレビが22dB台まで上昇しましたが、テレ玉は上昇しても14dB程度観られたもんじゃありませんでした。ブースター直結ならいけるかも?

元々付いてるコンデンサの容量が悪くて減衰してたのか、はたまたうちの電波が強すぎたためにコンデンサ外したらLNAの適正入力の範囲になったのか、どちらが原因かわかりませんが、LNAへの入力をいじるだけで大幅に改善することが分かりました。

んでは自己責任で改造して下さいね。
凡化してる時点でおわかりかとは思いますが。





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